椿の豆知識

  • 椿ってなに?

    椿と一言でいっても五島の玉之浦地区で見られる「玉之浦」や「初椿」200種類以上もの品種があり
    椿はめじろなどの鳥が花粉を次々に移していき突然変異でいろんな椿が生まれていきます。
    日本の特産物の一つである椿は主に伊豆諸島から九州各県に産しています。

    椿油の歴史

    椿は日本の特産物の一つであり平安時代の初期にはすでに食用や化粧品、また不老不死の薬として重宝されてきました。
    630年頃から唐の国に遣唐使が送られていたことはみなさんもご存じだと思いますがその使節が唐への贈り物に持って行ったのが椿油です。
    また、江戸時代中期には長崎からオランダに渡りカメリアオイルと呼ばれヨーロッパでも化粧品などの用途で重宝されていました。 江戸時代、女性の艶やかな黒髪を維持するため化粧油として椿油は欠かせないものでした。
    近年、自然志向の高まりで再び注目されはじめた椿油は、技術の進歩によって化粧品としての効能が解明され食用や化粧品の材料、また注射基材としても使われています。
    また、皮膚につける軟膏の材料としても使われていて椿油には長い長い歴史があります。

    椿油ができるまで

    五島では昔からヤブ椿がたくさん自生しています。
    のんのかの椿油はこのヤブ椿を使っています。
    五島には小さな製油所が何件かあり収穫時期になると椿の実を収穫し近所の製油所で油と交換してもらいます。
    小学校では今でも、授業の一環として椿油を作る課外事業が行われ五島の人たちは小さい頃から身近に椿と接しているんです。

    九月下旬ごろから赤く色付きはじめた椿の実を木に登りながら採取します。
    収穫した実は二週間ほど天日で乾かした後、中の種子を取り出し専用のローラーで細かく砕いてから20分程蒸します。
    そのあとで圧搾機で搾ります。
    この時、琥珀色の椿油と搾りカスとに分けられるのです。
    手間のかかる作業ですが、この一つ一つの工程が万能油を生み出しているのです。

  • 椿油の主な肌への効能と効果

    (1)水分の蒸発を防ぐ
    エモリエント効果

    エモリエントとは「肌を柔らかくする」という意味です。
    ゴワゴワした固い肌に化粧水や美容液などをいくら与えても浸透力はあまりいいとは言えません。
    まずは、肌を柔らかく健やかにすることからスキンケアは始まります。
    そのエモリエントに力を発揮するのが椿油です。
    椿油はオレイン酸という人の肌に近い油が豊富に含まれその量は他のキャリアオイルと比べ、群をを抜いています。
    オレイン酸は肌への浸透力が高いので足のかかとやひじなどの角質の多い部分で試すとその効果を更に実感できます。
    また、オレイン酸は不乾性油のため、水分蒸発抑制作用があるため、水分を閉じ込め潤いのあるお肌を保護する働きもあります。

    (2)ニキビやアトピー
    肌の方に喜ばれる
    除菌効果

    椿油にはサポニンという除菌作用のある成分が豊富に含まれています。
    また、抗菌作用や抗炎症作用などもがあります。
    近年、アトピー性皮膚炎の患者が椿油で皮膚の手入れをするとかゆみ・疾患が改善することが確かめられたと新聞にも記載され注目を浴びています。

    (3)天然の日焼け止め

    椿油は紫外線吸収が高い油です。
    ハワイなどの紫外線が強いと言われる地域では今でも椿油を塗って外出をする人も多いと言います。

    どうして椿の搾りカスを混ぜたの?

    椿油には高い除菌効果をもつサポニンという成分が豊富に含まれています。
    サポニンの多くは皮と実の間に多く含まれ一番いい部分はカスとなって捨てられてしまうのです。
    椿油の製造過程は収穫→乾燥→粉砕→搾油の工程を経て原油ができあがります。
    そこから脱酸や脱臭をし、上質な椿油が作り上げられるのですが搾油、つまり搾るときに搾りカスが生まれます。
    この搾りカスは一番搾りですのでこの中に栄養がまだまだ凝縮されていることはわかっていました。
    長年、製油所で働く人たちはどうにかこの搾りカスを生かせないかと悩んでいたそうです。
    しかし、この固いかたしの実を粉砕するにはとても難しかったのです。
    そこで、椿を愛する中山さんはどうにかこの実を粉末状にできないかと開発を始め何年もの間、研究、実験をしてきました。
    そしてここまでの細かい粉末にすることに成功したのです。
    このサポニンの効果によってこれまでニキビやアトピーに悩まされていた方にも使っていただけるようとても高い除菌効果を期待しています。
    洗顔の基本である、洗浄効果に加え除菌効果をより高めるためこの処方が完成しました。

  • こんなにすごい椿油

    ここでは、椿油にまつわるトリビアを紹介します。
    浸透力が強い・・新品のグローブはとても固いですよね。そこで水で濡らしたグローブをたっぷりの椿油を浸した布で拭くと椿油が中まで浸透してとてもやわらかくなります。

    中国4000年の歴史の除菌力?・・昔、中国の山水画の書家たちは墨汁に椿油を数的混ぜて作品に虫が来ないよう工夫していたそうです。
    また、日本でも、国宝級の刀などは虫やサビから刀を守るため椿油を使い丁寧に磨き上げられてきたそうです。

    奈良の大仏もご愛用?・・奈良の大仏は屋外にありますからずっと紫外線にさらされています。
    そこで干割れを防止するため、昔から椿油で磨かれ手入れされています。

    納得の保湿力!100年たっても乾かない床柱・・みなさんも一度は古い民家やお寺などに足を運ばれたことがあるんじゃないでしょうか?
    そこでは黒光りした太い柱をよく見かけることがあります。
    100年以上も立っているのに木の肌はつやつやとしてまったく老朽化していません。
    木材は切った瞬間から乾燥し始め、反り返ったり、ひび割れがしたりするものです。
    実は、そうした古い柱には、特別なひび割れ防止のアイディアが施されています。
    それは、柱の中心に穴をあけ、その空洞に椿油を浸み込ませておくというものです。
    木材は乾燥によって収縮しようとしますから、中身がつまっていると収縮しようとする圧力に耐えられなくなり、表面が乾燥して割れてしまいます。しかし、パイプのように中心が空洞になっていると乾燥して収縮しても、収縮圧を逃がすことができますので割れが生じる危険をかなり回避してくれるわけです。
    しかし、それだけではまだ不十分なので、その空洞部分に、椿油を注入するのです。
    注入された椿油は20年~30年かかって、ゆっくりと木材に浸み込むため、木材の乾燥するペースが遅らされます。
    柱が収縮せず、割れが生じにくくなるわけです。
    これは、日本の大工さんが発見したアイディアですが、それが可能なのも椿油が不乾性油であるという珍しい特性を持っているからなのです。

    人の肌に近いオレイン酸

    椿油の主な成分はオレイン酸という脂質です。
    人の皮脂成分の約60%と言われる中性脂肪であるトリアシルリセロールは椿油の主成分であるオレイン酸トリアシルグリセロールと呼ばれる脂肪酸と同じ仲間です。
    乾燥肌は荒れ肌は皮脂の分泌不足が大きな原因としてあげられます。
    こんな時、同じような成分を持っている椿油を補ってあげるのが最良です。
    椿油は天然植物油の中で最も人の肌の成分に近いオイルなのです。

  • ニキビ撃退!サポニンとは?

    ニキビのできる主な原因はホルモンバランスや生活習慣の乱れやストレス、肌に合わない化粧品を使ったなどの影響で皮脂分泌が過剰になり、ターンオーバーが乱れ毛穴がつまり皮脂の排出が妨げられることから起こります。
    ニキビはまず、ふさがれた毛穴の中で、皮脂や角質などの老廃物がたまり、皮脂を栄養にしてアクネ菌が増殖し活性酸素などの炎症物質を作りだします。
    炎症を起こすと赤みを帯び化膿してウミが溜まった状態になります。
    強い炎症によって毛穴周辺の組織が破壊されクレーター上の陥没になったりシミなどの原因となっていきます。

    そこで、ニキビを予防するために必要なのは

    (1)毛穴に残りやすいリキッドファンデーションやオイルクレンジングや細かいほこりや余分な皮脂を取り除く
    (2)ターンオーバーを整え、毛穴のつまりを防ぐ
    (3)皮脂分泌を整え、皮脂を清潔に保つお手入れをする

    つまり、生活習慣を見直し、丁寧なスキンケアを心がけることが最大の予防策といえます。

    その中でも洗顔はとても重要、かつ、理に適った最善の方法だと言えます。

    洗顔とは、空中にある排気ガスや細かなチリなど目には見えない汚れを落とすと共に過剰に分泌された不必要な皮脂を取り除くことを目的としています。
    正常な肌の方はこれだけでも十分な肌ケアですが、ニキビの気になる方は毛穴内に潜むニキビの原因菌を増殖させないために除菌効果の高い洗顔石鹸を使うことをお勧めします。

    そこで天然由来のサポニンの効果が生かされていくわけです。

    洗浄剤の主成分は界面活性剤と言われる、水と油を混ぜたり泡立ちをよくして汚れを落としたりするものです。
    普通、合成の界面活性剤が使われることが多く敏感な肌の方はこれに反応してしまう方も多いのです。
    ですが、このサポニンは天然の界面活性剤と言われ、合成で作られたものと同じような働きをしてくれます。
    合成物は自然の中では分解されにくく、安価で大量生産が可能な合成界面活性剤がさかんに使われるようになったころは、魚が死んだり悪臭がしたりなどの環境被害がでました。
    また、人間も自然が作り出したものですから、長い間、合成界面活性剤を使っていると細胞膜を破り少しずつ体内に侵入し、血管に入ることで体内を巡り静かに体をむしばんでいきます。
    そのことが、近年の自然派意識が強い方が合成を避ける傾向の原因の一つに挙げられているのです。

    サポニンは古くから植物に含まれる泡を出す成分として知られ古くからシャンプーの代わりに使われてきました。

    除菌効果や殺ダニ効果はこのころから活用され椿の油粕を有機肥料として混ぜ畑にまくと、病害虫駆除に効果があるとされたり、去痰作用などは痰を切る有効成分の一つとして薬などの材料にも使われています。
    サポニンは、抗菌作用、除菌作用、去痰作用、抗炎症作用などがあり古くから自然界が生んだ効能を有効活用され身近で親しまれています。

  • 乾燥を防ぐ!不乾性油って?

    その名の通り、乾燥しない油という意味です。
    油はそれぞれ、種類によって乾き方が異なります。
    このことをヨウ素価と呼び、それを指数で表すことができます。
    乾きにくい油の順に、不乾性油、半乾性油、乾性油に分けられます。
    脂を薄い膜ふらいの厚さでたらしたときに、常温で乾燥する油は乾性油、逆に椿油はオリーブ油のように同じ状態でも液体のままで乾くことがない油を不乾性油と呼びます。
    椿油は不乾性油に属し指数も78~83と高く保湿性があり乾きにくく人の肌にむくオイルだと言えます

    日焼け止めにも椿油

    椿油は、主成分のオレイン酸の効果で紫外線を遮断する効果があります。
    オレイン酸は紫外線を吸収してくれるのです。
    オレイン酸はオリーブ油や米油にも多く含まれていますが油脂の脂肪酸の組織上椿油は圧倒的にオレイン酸の量が多く、どんな植物油、動物油と比べても一番優秀です。
    日常の生活程度の紫外線量であれば椿油で保湿をしながらのサンケアという一石二鳥の肌ケアができるのも魅力です。